2026年に入り、日本経済をめぐるニュースが連日のように報じられています。
株価は高水準を維持する一方で、円安の進行や企業倒産の増加、金融政策の転換など、不安材料も少なくありません。
「日本経済はこのまま回復するのか?」
それとも「大きな転換点を迎えているのか?」
本記事では、2026年の日本経済を読み解くために押さえておきたい5つのポイントを、できるだけ分かりやすく解説します。
① 株価は好調だが、実体経済とのギャップに注意
日経平均株価は史上最高値圏で推移し、日本株への海外投資マネーも引き続き流入しています。
企業のガバナンス改革やインバウンド需要の回復が、株価を押し上げる要因となっています。
しかし一方で、中小企業を中心に倒産件数が増加しており、株価の好調さと実体経済の厳しさのギャップが目立ちます。
「株高=景気が良い」と単純には言い切れない状況が続いています。
② 日銀の金融政策は「正常化」へ
長らく続いた超金融緩和政策は、すでに転換点を迎えています。
日銀は段階的な利上げを進めており、2026年も追加利上げの可能性が議論されています。
利上げは、
- 住宅ローン金利の上昇
- 企業の借入コスト増加
といった影響をもたらしますが、一方で「異常な低金利」から脱却する動きでもあります。
金融政策は、今後の日本経済を左右する最大の注目ポイントの一つです。
③ 円安は輸出にプラス、生活にはマイナス
2026年に入っても円安傾向は続いています。
円安は輸出企業の収益を押し上げる一方で、輸入物価の上昇を通じて私たちの生活を圧迫します。
エネルギー価格や食料品価格の上昇は、家計にとって大きな負担です。
賃金が物価上昇に追いつかなければ、実質的な生活水準は改善しません。
円安が「企業の利益」と「国民生活」の間で、明確な明暗を分けている点は見逃せません。
④ 賃上げは続くが、実感できるかがカギ
春闘では高水準の賃上げが続く見通しです。
名目賃金は確実に上昇していますが、問題は実質賃金がプラスになるかどうかです。
物価上昇が落ち着けば、賃上げの効果を実感できる可能性があります。
逆に、値上げが続けば「給料は上がったのに生活は苦しい」という状況が続くでしょう。
賃金と物価のバランスは、消費回復のカギを握っています。
⑤ 政策と政治リスクが経済を左右する
2026年は、経済政策だけでなく政治の動きも重要です。
財政出動を重視する政策は景気を下支えする一方で、財政悪化への懸念もあります。
また、解散・総選挙などの政治イベントが起きれば、市場は不透明感を強めます。
政策の継続性が保たれるかどうかは、国内外の投資家にとって大きな関心事です。
まとめ:2026年の日本経済は「転換期」
2026年の日本経済は、
「回復」と「不安」が同時に存在する転換期にあると言えます。
- 株価は好調
- 金融政策は正常化へ
- 円安と物価高の影響は継続
- 賃上げは進むが実感は不透明
- 政策・政治リスクが大きい
私たち一人ひとりにとっても、経済ニュースを「自分ごと」として捉えることが、これまで以上に重要な一年になりそうです。

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